審査委員長

佐藤 正浩

ー指揮者(日本)

東京藝術大学声楽科卒業。ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士過程修了。サンフランシスコ歌劇場、リヨン国立歌劇場のコレペティトールを経て指揮者に。ダーティントン音楽祭(英国)で「イドメネオ」を指揮しデビュー、翌年新国立劇場小劇場シリーズで「オルフェオとエウリディーチェ」を指揮し日本デビュー。日生劇場「カルメン」、藤原歌劇団「仮面舞踏会」、「椿姫」、東京二期会グランドオペラシリーズ「トゥーランドット」を指揮。東京芸術劇場コンサートオペラシリーズでは「ドン・カルロス」(仏語版日本初演)、「サムソンとデリラ」、「真珠とり」、「アルルの女」(劇音楽版全曲)など上演機会の少ないフランスオペラを取り上げ評価される。神戸市混声合唱団、ザ・オペラ・バンド音楽監督、武蔵野音楽大学特任教授、新国立劇場オペラ研修所所長。

審査委員

大村 博美

ーソプラノ(日本)

ベルリンドイツオペラ、シドニーオペラハウス、プッチーニフェスティバル等、欧米豪の15ヶ国の歌劇場や音楽祭の蝶々夫人で絶賛される。オペラオーストラリアから蝶々夫人のDVDが2つの演出で発売されている。又、ノルマ、トロヴァトーレ、オテロ、フィガロの結婚、等でもソプラノの主役でヨーロッパ、カナダの歌劇場に客演。プッチーニフェスティバル (イタリア、トッレ・デル・ラーゴ) では「トスカ」でも満場の喝采を浴びた。日本では新国立劇場のドン・カルロ、道化師、蝶々夫人、又、東京二期会のトスカ、ノルマ、蝶々夫人等で絶賛されている。NHKニューイヤーオペラコンサートやNHKクラシック倶楽部等、テレビでも活躍。二期会会員。

オフィシャルサイト: hiromiomura.com

樋口 達哉

ーテノール(日本)

福島県出身。武蔵野音楽大学大学院修了後に渡伊。ハンガリー国立歌劇場《ラ・ ボエーム》でヨーロッパ・デビュー後、ミラノ・スカラ座等に出演する他、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。その他、マドレーヌ寺院(パリ)、ミラノ大聖堂、ヴァチカン等のコンサートでも成功をおさめる。国内でも新国立劇場、二期会を中心に日生劇場、びわ湖ホール等で高評を得る。昨年の《トゥーランドット》《アンドレア・シェニエ》《ドン・カルロ》で聴衆を沸かせた名演は記憶に新しい。「NHKニューイヤー・オ ペラコンサート」、「題名のない音楽会」等でも活躍。イタリアの太陽を想わせる輝きのある声と華を持つ日本を代 表するテノール。二期会会員。東京藝術大学、武蔵野音楽大学講師。

シム・ソンハク

ーテノール(韓国)

テノール歌手シム・ソンハクは、ソウル大学音楽大学声楽科を卒業し、韓国初のソプラノ歌手チョン・フンモ教授(日本の国立大学卒業生)に師事した。その後、ドイツのハイデルベルク・マンハイム音楽大学でハインツ・ホッペ教授の下で研究を続けました。韓国に帰国後、慶北大学音楽学部で声楽教授を30年以上務めた。客員教授として、1988年にイタリアのミラノ大学、1994年に米国のマイアミ大学で研究を行った。これまでに30回のソロリサイタルを開催し、「ドン・ジョヴァンニ」や「椿姫」などさまざまなオペラで主役を演じた。2002年には大邱と釜山で行われた日韓ワールドカップの試合で韓国国歌を独唱した。

受賞歴:東亜音楽コンクールおよび韓国音楽協会コンクール第 1 位。優秀教授表彰(首相より授与)。国民功労勲章(大統領より授与)。

 退官後、ボーカルアカデミーを運営しており、現在も継続しています。

チョウ・ジンホァ

ーテノール(中国)

1995年上海音楽学院声楽科(学士号)を卒業。石林教授、卞敬祖教授、周小燕教授に師事。1995年7月から2001年7月まで上海オペラハウスでソリストを務め、現在、上海師範大学音楽学院の修士課程指導教官、声楽学部の主任教授を務めている。

オペラ「江姐」、「党の娘」、「覇王別姫」、「ボヘミア人」、「梁祝」、「可波羅とプルーハン王女」で主役を務める他、全国プロ声楽コンクールで何度も大賞を受賞している。また、2004年第1回マダムバタフライコンクールin長崎にて第2位入賞を果たし、長崎とは縁が深い。

中国音楽家協会会員、上海音楽家協会理事、声楽専門委員会副主任、中国民族声楽芸術研究会常務理事。

カタルド・ルッソ

ー芸術監督(イタリア)

フィレンツェ大学で舞台芸術の博士号を取得したカタルド・ルッソは、ジリオ劇場の芸術監督であり、ルッソは劇場と協力して、国内および国際的なプロジェクトや価値の高い作品を生み出しています。ジャコモ・プッチーニ没後100年を祝う年に芸術監督を務め、昨年6月28日にマエストロ・リッカルド・ムーティとともに全世界に放送されたルッカ市の歴史的な城壁での素晴らしいコンサートを含む多くのイベントを企画しました。国際的なオペラ監督として、プッチーニ作『トゥーランドット』(ソウルセジョンアートセンター、2017年)、ドニゼッティ作『愛の妙薬』(ソウルセジョンアートセンター、2018年)、モーツァルト作『コジ・ファン・トゥッテ』、ドニゼッティ作曲の「ドン・パスクアーレ」とロッシーニ作曲の「ラ・カンビアーレ・ディ・マトリモーニ」(オペラ・デ・シャンブル – ジュネーブ、2019-2021-2022)などを演出。

最終審査公式ピアニスト

⽊下 志寿⼦

新国⽴劇場
コレペティトール

髙⽥ 絢⼦

新国⽴劇場オペラ
研修所ピアニスト